電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「第9地区」- District 9 -

二ール・ブロムカンプ監督(初)、ピーター・ジャクソン製作。南アフリカヨハネスブルク上空に突然現れた宇宙船、そこから助け出されたエイリアンたちはエビ(Prawn)と呼ばれ第9地区に住む事になる。それから20年、180万人になったエビの住む第9地区はスラム化、超国家機関MNUは200Km離れた専用移住区域の第10地区にエビを移住させようと、ヴィカス(シャルト・コプリー)を責任者にするが…。同監督自作短編映画「アライブ・イン・ヨハネスブルグ」(未見、Alive in Joburg)の長編化。斬新なSF的設定、予想外の物語、スピード感のある展開、小道具も凝っているし主人公もエイリアンも深みがあるキャラクタ、そして余韻を残すエンディング。最近には無いSFモノとしての面白さがある。舞台が南アフリカという事もあり、社会的な意味も考えさせられる部分が多い。個人的にはかなり好きだけど、残虐部分も多いので嫌いな人もいるかもしれない。でも観て欲しい映画。(製作費3000万ドル、撮影はRED ONE)

http://d-9.gaga.ne.jp/