電子竹林:Blog

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「ウルフマン」- Wolfman -

ジョー・ジョンストン監督、リック・ベイカー特殊メイク。1891年英国ブラックムーア、人気俳優のローレンス・タルボット(ベニチオ・デル・トロ)は、兄のベンが行方不明だという事をその婚約者グエン(エミリー・ブラント)からの手紙で知る。25年ぶりに家に帰ったローレンスは父(アンソニー・ホプキンス)と再会、そして兄の無残な死体が発見された事を知る…。1941年「狼男(The Wolf Man)」のリメイク?、設定的に半分ぐらい同じ。監督はどちらかというとVFXの人なので、期待はなかったけど予想以上に詰まらなかった。何より脚本が酷くて、心理描写が雑で行動の意味が分からないし、複線のようで複線でないバタバタした演出も悪い。怪物は野生化したテディベアみたいだし、デル・トロの素顔の方がずっと怖い。「フロム・ヘル」などに出てくる切り裂きジャック事件のアバライン警部(ヒューゴ・ウィーヴィング)も登場するがなんか意味がない。スプラッタ好きで血しぶきと飛び出た内蔵に興奮する人にだけにお勧め。

http://wolfman-movie.jp/