電子竹林:Blog

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「パリより愛をこめて」- From Paris with Love -

ピエール・モレル監督、 リュック・ベッソン原案。恋人キャロリン(カシア・スムトゥニアク)との仲も順調なパリ米国大使館員ジャームズ・リース(ジョナサン・リース・マイヤーズ) は、実は見習い諜報員。ある時、パリにやってきたやり手のCIA諜報員ワックス(ジョン・トラヴォルタ)とコンビを組み、ワックスの強引な捜査に振り回されるリースだが、やがてテロリストの計画を察知する…。撃ちまくりのスピード感、勢いだけで突っ走るのはいかにもリュック・ベッソンっぽい。でも、ディティールはかなりいい加減。あまりに人を殺しまくるのもちょっと疑問。そこの所はベッソン制作「96時間」(id:zom-1:20090823#p1)に共通した印象だが、こちらの方が映画的には納得しにくい。「96時間」はクレイジーでサイコな溺愛父親像が納得出来たからだと思う。二人のキャラはなかなかいいので、もうちょっと丁寧に作ればよくなったと思うのだけけど。しかし、最近の日本公開されるフランス映画ってベッソン絡みばかりだな。

http://wwws.warnerbros.co.jp/frompariswithlove/