ジョー・カーナハン監督脚本、リドリー・スコット製作総指揮。メキシコでの特殊任務でAチームとなった4人、荒唐無稽な戦略家のハンニバル(リーアム・ニーソン)、プレイボーイで調達の名人フェイス(ブラッドリー・クーパー)、メカ担当で怪力のB.A(クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン).、凄腕パイロットのマードック(シャールト・コプリー)。8年後、イラクから撤退直前のAチームは、テロ集団が米ドル紙幣の原板と大量の札束を持ち出す計画をCIAのリンチ(パトリック・ウィルソン)から入手、民間組織ブラックフォレストのパイクを出し抜き、原板と札束の回収に成功するが…。エンターテイメントとしてはかなり面白い。徹底的な荒唐無稽さが楽しい。特に戦車のシーンの馬鹿らしさは感動的なほど凄い。このレベルが維持出来るならシリーズ化して欲しいぐらい。娯楽作でありながら、ブラックウォーターを暗示するブラックフォレストなんて組織を出し、批判している所は気概を感じる。監督の前作「スモーキン・エース」(id:zom-1:20070531#p1)より、ずっと突き抜けていて楽しかった。
