電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「ストーン」- Stone -

ジョン・カーラン監督、アンガス・マクラクラン脚本。妻マデリン(フランシス・コンロイ)と暮らす刑務所の仮釈放管理官ジャック(ロバート・デ・ニーロ)は定年間近。ジャックの最後の担当は、放火と祖父母殺しの受刑者ストーン(エドワード・ノートン)。ストーンは妻のルセッタ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)にジャックを誘惑し釈放させようとする。一方、ストーンもある冊子から精神世界に目覚めていく…。「ジューンバッグ」(未見)の脚本を書いた劇作家マクラクランによるオリジナル脚本。劇作家が書きそうな地味な話だけど、細かい心理描写が巧みなで心の奥底を覗くような映画。グズグズの駄目人間から変わっていくエドワード・ノートンの演技が冴えまくっている。出てくる人間がみんなどこか歪んでいて、そこがなんともいいドラマを作っている。「ボーダー」(id:zom-1:20100507#p1)、「ザ・エッグ」(id:zom-1:20100521#p1)と同じで日活によるマイナー公開だけど、ちょっともったいない。ま、面白いと言う人少なそうだけど。

http://www.stone-movie.com