電子竹林:Blog

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「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」 - Nowhere boy -

サム・テイラー=ウッド監督、 マット・グリーンハルシュ脚本。1950年代リバプール、中学校の問題児ジョン・レノン( アーロン・ジョンソン)は伯母ミミ(クリスティン・スコット・トーマス)と伯父ジョージと暮らしていたが、伯父の死をきっかけに実の母ジュリアン(アンヌ=マリー・ダフ)の家を訪ねる。ジュリアンから音楽の楽しさを教えられたジョンはロックンロール・バンドを結成、やがてポール・マッカートニー(トーマス・サングスター)と出会うが…。今年はジョン・レノン生誕70年、名前がザ・ビートルズになる前の1960年ハンブルグ演奏に行くまでの話。なのでリンゴ・スターは登場しない。二人の母親の間で自分のアイデンティティを模索する青年という、全体のドラマはなかなか面白い。当時の音楽や文化の背景の使い方も巧み。単純に、ビートルズをまるで知らない人が観てどのくらい面白いかは分からないけど、単純にドラマとしても楽しめると思う。キャラ的にはジョンより、トーマス・サングスター(「ラブ・アクチュアリー」の子役)が演じるポールの15歳のクールさがなかなかカッコ良かった。

http://nowhereboy.gaga.ne.jp/