電子竹林:Blog

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「愛する人」- Mother & Child -

ロドリゴ・ガルシア監督脚本。年老いた母とLAで暮らす51歳のカレン(アネット・ベニング)は、14歳の時に産み手放した娘のこと秘かにを思い出す毎日。親を知らずに育った37歳の弁護士エリザベス(ナオミ・ワッツ)は、故郷のLAで仕事を得るが上司ポール(サミュエル.L.ジャクソン)と愛人関係になる。一方、子供が出来ない夫婦のルーシー(ケリー・ワシントン)は養子をもらう事を決意するが…。全体には地味ではあるが、心に深く静かにしみ込んでいく様ないい物語。対極的な性格でありながら、どこか人との距離を置いているアネット・ベニングナオミ・ワッツの性格描写の、静かな演技が素晴らしい。二人の演技の幅広さにちょっと驚かされた。悲しくも、最後には余韻を残し上手い終らせ方。

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