クリント・イーストウッド監督音楽、 スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、ピーター・モーガン脚本。サンフランシスコ、霊能力でいる事に疲れ工場で働くジョージ(マット・デイモン)。恋人と東南アジアでの休暇中、津波に巻き込まれ臨死体験で不思議な光景を見たフランス人ジャーナリストのマリー(セシル・ドゥ・フランス)。ロンドンで麻薬中毒の母と暮らす双子の兄ジェイソンと弟マーカス。ある時ジェイソンが交通事故にあうが…。最初の10分の津波のシーンの、視点を変えながらの映像の迫力は素晴らしい。これは傑作になるかと思ったが、良かったのはそこだけ。その後は、3人の死との関係を描きながら確信に迫っていくのかと思ったが、なんかさっぱり収束していかない。ラストシーンはもう苦笑しかない、なんであれでラストシーンなんだか理解不能。「大霊界」にならなかっただけマシだけど、なんかテーマの軸がずれている。メラニー(ブライス・ダラス・ハワード)の扱いも、なんか中途半端。
