ジョン・ファヴロー監督、スコット・ミッチェル・ローゼンバーグ原作。19世紀後半のアリゾナ、砂漠で記憶を失くし、奇妙な腕輪をつけた姿で気がついたジェイク・ロネガン(ダニエル・クレイグ)は、実力者ダラーハイド大佐(ハリソン・フォード)の支配する街へたどり着く。そこのバーでエラ(オリヴィア・ワイルド)という謎の女性と出会うが…。原作のグラフィックノベルは未読。どう見ても色物なタイトルの割には、全うな面白さの映画。宇宙人は登場しても、骨格は西部劇そのまま。軽快なテンポの展開と、人物の面白さは黒沢映画を彷彿とさせる。ラストのアクションはやや長過ぎな感じがするが、最後の最後まで西部劇的な面白さは感じさせる。
