電子竹林:Blog

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「スーパー・チューズデー 正義を売った日」- The Ides of March -

ジョージ・クルーニー監督。広報官のスティーヴン(ライアン・ゴズリング)は、選挙参謀ポール・ザラ(フィリップ・シーモア)と共にマイク・モリス知事(ジョージ・クルーニー)の民主党予備選を戦っていた。キーとなるオハイオ州予備選討論会の後、スティーブンはライバルのプルマン上院議員選挙参謀トムから密会を打診され、またインターンの大学生モリー(エヴァン・レイチェル・ウッド)とデートする事になるが…。2004年民主党大統領予備選ハワード・ディーンのスタッフ、ボー・ウィリモンによる戯曲「ファラガット・ノース」の映画化。ジョージ・クルーニーの監督作品では「グッドナイト&グッドラック」(id:zom-1:20060716#p2)に通じる骨太で硬派な作品。予備選を通じて正義と政治、権力とは何かを考えさせる手法は巧み。政治ドラマというよりはそれを人間ドラマにしている所がいい。当然のように、ある実在の事件を連想させるけど、そこはどのくらい意識して作っているんだろうか。原題"The Idees of March"は、シーザー暗殺予告の3/15の事だと思うけど「凶事」ぐらいの意味かな。

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