クリストファー・ノーラン監督。ジョーカーによるゴッサムシティ破壊から8年、死亡した検事デントは英雄となり、バットマンのブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)は屋敷に引きこもっていた。ある時、ブルースの部屋に泥棒セリーナ(アン・ハサウェイ)が侵入、また投資家のミランダ(マリオン・コティヤール)はエネルギー研究に興味を持ちブルースに接近。一方、テロリストのベイン(トム・ハーディ)は物理学者を誘拐しゴッサムシティを狙っていた…。前作(id:zom-1:20080809#p1)は世間の評判いいけど、個人的にはバタバタし過ぎな印象を持っているので、今回の方が好きかな。救いが無く絶望的な雰囲気はさらに強いのだけど、テーマ性は残しつつうまく整理して展開出来ている。その中でも、アン・ハサウェイの存在感はアクセントになっていて画面に華を添えている。キャットウーマンの猫耳ゴーグルがキュート。三部作完結はもったいないな。キャットウーマンのスピンアウトはありそう。意表をついてロビンを主人公という手はないかな。