電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「かぞくのくに」

ヤン・ヨンヒ監督脚本原作「兄-かぞくのくに」。東京・千住、語学学校の教師リエ(安藤サクラ)の家庭は、父(津嘉山正種)は朝鮮総連の幹部、母(宮崎美子)は喫茶店を営業。兄ソンホ(井浦新)は25年前に帰国事業により北朝鮮に渡っていたが、脳腫瘍の治療のために三ヶ月の期限で帰国してきたが…。なんとも重い話を押さえに押さえた描写で描く。そこが逆に胸に突き刺さってくる。井浦新=ARATAもいいけど、なんと言っても、理不尽な世界に挟まれたリエ、安藤サクラの演技が光っている。地味で政治的な話なので人気なさそうだけど、もっと多くの人に観て欲しい映画ではある。

http://kazokunokuni.com/