電子竹林:Blog

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「ジャンゴ 繋がれざる者」- Django Unchained -

クエンティン・タランティーノ監督。1858年、アメリカ南部。元移動歯医者で賞金稼ぎのドイツ系キング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)は、ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)を奴隷から自由の身にし、二人で賞金稼ぎを続ける。やがて、離ればなれになっていたジャンゴの妻が農園の領主カルヴィン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)の元にいる事が分かるが…。結構面白いけど中盤ちょいとダレる。西部劇っぽく、もっと短くしてスピード感を出してほしいところ。19世紀の奴隷制度を背景に、黒人賞金稼ぎが白人指名手配を殺していく痛快さは面白い設定ではある。これも黒人監督が撮ってれば納得だったんだけど、タランティーノが撮っていると単なる悪ふざけにしか見えなくてちょっと納得できない所。スティーブン(サミュエル.L.ジャクソン)の黒人としての存在も、迫力あるだけに微妙に違和感ある。マカロニ・ウェスタンの代表作セルジオ・コルブッチ「続・荒野の用心棒」の棺桶を引きずったジャンゴ(フランコ・ネロ)と同名だけど、物語的なつながりは無いみたい。曲はマカロニ・ウェスタンからかなり取っている。

http://www.sonypictures.jp/movies/djangounchained/