電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「謝罪の王様」

水田伸生監督、宮藤官九郎脚本。東京謝罪センター所長の黒島譲(阿部サダヲ)はヤクザとの事故の交渉で助けたのをきっかけで司法書士を目指す帰国子女の典子(井上真央)をアシスタントにする。黒島の元にはセクハラ訴訟された下着メーカー社員の沼田(岡田将生)、息子が暴行事件を起こした俳優の南部哲郎(高橋克実)と壇乃はる香(松雪泰子)、映画が外交問題にまで発展したプロデューサーの和田(荒川良々)たちが訪れるが…。監督脚本主演が同じ「舞妓Haaaan!!!」(id:zom-1:20070616#p1)よりは上、「なくもんか」(id:zom-1:20091201#p1)よりはずっと上な印象。全体にはチープな作りを押し通しながらも、物語は綿密に構成され泣き笑いの盛り込み方も巧み。井上真央はいままでの映画ではイマイチいい演技を感じなかったんだけど今回はコメディエンヌの才能をちょっと感じた。ふつーにマンタン王国通訳を演じる濱田岳もいい。

http://www.king-of-gomennasai.com/