電子竹林:Blog

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「飛ベ!ダコタ」

油谷誠至監督脚本。終戦から5か月後の1946年1月14日、英国領事の乗る英国空軍の要人専用機ダコタが悪天候の中、佐渡島高千村の海岸に不時着する。元敵国の英国人を前にとまどう住民だが、千代子(比嘉愛未)、そのの父で村長の新太郎(柄本明)は積極的に彼らを受け入れようとするが…。実話ベース、基本的にとてもいい話でドラマチック、なぜ今まで映画になっていなかったのか不思議なくらい。順徳天皇日蓮上人の島流し、流人を受け入れた佐渡ンモンという気質がなんか面白い。タイに現存するダコタ(DC-3)の同型機C-47を佐渡に移送して復元し、現地でロケをしたらしい。ダコタがビルマのマウントバッテン伯爵の特別機である事が、ある事件を起こす事など、なかなか複雑な背景を使っている所が上手い。その割に健一(窪田正孝)は重要な役なのになんか浮いている感じがした。タイトルが「飛べ!フェニックス」のパクリっぽいのがイマイチ。

http://www.tobedakota.com