電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「凶悪」

白石和彌監督、新潮45編集部編「凶悪-ある死刑囚の告発」原作。藤井(山田孝之)は痴呆症の母と妻(池脇千鶴)と暮らす明潮24の記者。ある時、藤井は死刑囚の須藤(ピエール瀧)からの手紙で刑務所で面会する事になるが、須藤は自らの余罪を告白し、"先生"(リリー・フランキー)と呼ばれる男がすべての首謀者であと告白する…。暗く陰鬱、イヤな人間ばかりのイヤな事件ばかり出て来て最後の最後まで救いがない。まあ、そういう映画だけど、事実ベースだというのが一番恐ろしい。そして誰が一番「凶悪」なのかという謎は最後まで残る。ピエール瀧の存在感がとにかく凄いな、他の俳優を圧倒している。

http://www.kyouaku.com