電子竹林:Blog

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「恋するリベラーチェ」- Behind the Candelabra -

スティーブン・ソダーバーグ監督、リチャード・ラグラヴェネーズ脚本、スコット・ソーソン原作「Behind the Candelabra: My Life With Liberace」。1977年、動物調教師をするスコット・ソーソン(マット・デイモン)は友人ボブと、ラスベガスのリベラーチェ(マイケル・ダグラス)のショーを訪れる。リベラーチェの家に招待されたスコットは、彼の仕事を手伝う事になるが…。実在のエンターティナーの愛人による回想録がベース。監督も主演もメジャー、カンヌには出しているしRotten Tomatoesも高評価、でも米国じゃTV放映だけで劇場公開してないし日本でもマイナー公開なのはゲイものだからだろうか。俗悪趣味をブラックな笑いに変えつつ、誰しもの心の奥底にある富や名声や若さや美への欲望の輪郭を切り出すソダーバーグの才能は大したもんじゃないのか。もうちょっと日本でも評価されていいと思うけど。簡単に俗悪趣味の映画と断定出来ないのだがなあ。主演二人の特殊メイクぶりはなかなか凄い。

http://liberace.jp/cast/