電子竹林:Blog

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「キャリー」- Carrie -

キンバリー・ピアース監督、スティーヴン・キング原作。女子高生のキャリー(クロエ・グレース・モレッツ)は、狂信的クリスチャンの母(ジュリアン・ムーア)に育てられ、学校では疎外されていたが実はテレキネシス能力者。キャリーはある事件をきっかけに同級生のトミーとプロムパーティに参加する事になるが…。キングの処女作が原作、1976年デ・パルマ版がデ・パルマの映画であるのに対してこれはクロエのための映画かな。キャリーを演じるにはクロエは可愛すぎてキャリーっぽくないし、最初から能力全開なのはイマイチ。そのせいでプロムでのカタルシスが弱くなっていて残念。原作の死者440人よりはずっと被害が少ないのは、不条理で無慈悲な死を避けたのかな。不条理な死が無ければキングっぽくないのに。でもまあ、クロエの映画だからいいか。

http://www.carrie-movie.jp/