モー・ブラザース(キモ・スタンボエル+ティモ・ジャイアント)監督。東京、女性を誘拐し殺害、その映像を動画サイトにアップロードする事を続ける野村(北村一輝)は、ある時、花屋の久恵(高梨臨)と年の離れた弟の宗一に出会う。一方ジャカルタ、有力者ダルマの腐敗を追求した事から罠にはめられたジャーナリストのバユ(オカ・アンタラ)は野村の殺人動画を目にして、恐ろしくもあるが魅了される…。R18でかなりでかなり残虐、痛いのが苦手な人は避けた方がいいかも。ま、そういう人は殺人ビデオの映画なんか観ないと思うけど。日本とインドネシアの交錯の仕方とか上手いし、バユの変化の仕方とか面白い。東京とジャカルタで雰囲気が違いすぎるのがちょっと違和感あり。もうちょっと殺人者にも深みは欲しかった。などと不満足なトコは多いのだけど、どこか魅力を感じる不思議さはある。
