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「ホドロフスキーのDUNE」- Jodorowsky’s Dune -

フランク・パヴィッチ監督。アレハンドロ・ホドロフスキー(当時46歳)は「エル・トポ」、「ホーリー・マウンテン」の後の1975年、プロデューサーのミシェル・セドゥー(当時28歳)と共にフランク・ハーバートの「DUNE」(砂の惑星/デューン)の映画化に挑み、コンテにメビウス(ジャン・ジロー)、デザインにクリス・フォスとギーガー、特殊効果にダン・オバノン、音楽にピンク・フロイドとマグマ、さらにキャストにダリ(皇帝)、オーソン・ウェルズ(ハルコンネン男爵)、ミック・ジャガー(フェイド・ラウサ、リンチ版ではスティング)に声をかけて行くが…。コンテやデザインの完成度は素晴らしく、是非完成した映画を観てみたいと思わせる。反面、上映時間12時間というのを聞くと「ホーリー・マウンテン」な「DUNE」が12時間続くのは恐ろしい感じしかしない(^^;)。まあ、誰しも期待半分怖さ半分というトコだと思うが。この映画自体は、着想が面白く、ドキュメンタリーとしても完成度も高い。ホドロフスキーがリンチ版の「デューン」を観た時の反応は、爆笑だった。ホドロフスキーの新作、「リアリティのダンス」には取りあえず期待しよう。

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