本木克英監督、土橋章宏脚本。八代将軍徳川吉宗の時代、東北の湯長谷藩藩主・内藤政醇(佐々木蔵之介)は金山隠しの疑いを持った老中・松平信祝(陣内孝則)の企てにより5日での参勤交代を命じられる。家老の相馬(西村雅彦)の指揮の元、抜け忍の雲隠段蔵(伊原剛志)、飯盛り女のお咲(深田恭子)を巻き込み江戸へ向かう事になるが…。2011年城戸賞の脚本。斬新な設定でテンポよい展開。作り自体はかなりチープな感じはしたけど、手堅く場内で笑いを取ってた。参勤交代に着目した所、それを超高速というアイデアで膨らませて時代劇の要素を上手く取り入れた脚本がやはり上手いのかもしれない。ヒロインお咲や忍びの関係はやや浮いた感があり、盛り込み過ぎな感じもしたが、最後は色々と上手く治まっている。
