電子竹林:Blog

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「アゲイン 28年目の甲子園」

大森寿美男監督脚本、重松清原作「アゲイン」。妻と別れ娘とも疎遠になっている46歳の坂町晴彦(中井貴一)の元に、かつて甲子園を目指した野球部の仲間の松川典夫の娘・美枝(波瑠)が訪ね、マスターズ甲子園出場へ誘う。晴彦は、元ピッチャーでプロを目指していた高橋(柳葉敏郎)に相談するが…。重松清はかなり読んでいるんだけど、これは原作未読。現在と28年前と、人間関係も事件も複雑に絡み合って関係しているんだけど、そこはかなり上手くまとめて処理している。美枝と娘の沙奈美(門脇麦)の二人いる事で、最後の方はちょっともたつく感じはするけど。全体には地味な話ではあるけど、心温まるいい話。大森寿美男が監督脚本で「風が強く吹いている」と同じ団体スポーツもの。こういう人間の演出が上手い人だと思う。

http://www.again-movie.jp/