電子竹林:Blog

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「妻への家路」-帰来-

チャン・イーモウ/張芸謀監督、ゲリン・ヤン原作。文化大革命中1970年代の中国。収容所から脱走したルー・イエンチー(チェン・ダオミン)は、妻フォン・ワンイー(コン・リー)、バレエ団の娘タンタン(チャン・ホエウェン)と再会するが逮捕されてしまう。文革が終わった4年後、ルー・イエンチーは20年ぶりに家に戻るが、妻は記憶障害となり夫と認識出来なかった…。チャン・イーモウ文革モノ。本筋は夫婦純愛の話ではあるけど、背景となる文革への批判は厳しいように見える。文革モノは心に刺さる映画が多いけど、これもその一つ。娘との関係もうまいし、文革でのイデオロギー表現としてバレエをうまく使っている。コン・リーも49歳、老け役で演技の幅を広げようという感じかな。原作はやはり文革モノの「シュウシュウの季節」のゲリン・ヤン。

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