電子竹林:Blog

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「ミケランジェロ・プロジェクト」-The Monuments Men-

ジョージ・クルーニー監督脚本制作、ロバート.M.エドゼル原作「ナチ略奪美術品を救え 特殊部隊モニュメンツ・メンの戦争」。第二次世界大戦中、ドイツ軍はヒトラーの命を受け、侵攻した欧州各国の美術品を略奪し美術館を設立しようとしていた。ハーバード大学付属美術館館長のストークス(ジョージ・クルーニー)は歴史的財産の消滅を危惧しルーズベルト大統領を説得、美術品や歴史的建造物を保護する部隊モニュメンツ・メンを結成する。メンバーはMETの学芸員グレンジャー(マット・デイモン)、建築家キャンベル(ビル・マーレイ)など。1994年3月、グレンジャーは親衛隊士官シュタールの秘書だったシモーヌ(ケイト・ブランシェット)と接触し情報を得ようとするが…。メリハリには欠けやや編集の雑さは感じるものの、それぞれのエピソードは素晴らしく良く、これが実話だという所に感動する。クレジット時に映る白黒写真が現実だということを印象づける。登場人物はこれでもずいぶんと削っているみたいだけど、整理できずやや散漫なところはあるかな。登場する美術品はゲントの祭壇画(ヴァン・エイク)、ブリュージュ聖母像(ミケランジェロ)、レンブラントの自画像、占星術師(フェルメール)などなど。20世紀フォックス映画が一度劇場公開中止にしてプレシディオ配給により公開された。

http://miche-project.com/