電子竹林:Blog

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「海難1890」

田中光敏監督。1890年、オスマン帝国の軍艦エルトゥールルの親善使節団は天皇へ奉呈、しかし帰路の和歌山県串本町沖で暴風雨のため座礁して大破。元紀州藩士の医師・田村元貞(内野聖陽)や、助手ハル(忽那汐里)たち地元住民は懸命に救援活動を続けるが…。主軸はそのままに感動的ないい話、まあそれ自体は悪くはない。演出的には稚拙なとこあるし、シーンの繋ぎの小技はちょっとしつこい。後半の1985年イラン・イラク戦争テヘラン脱出のエピソードは取ってつけた感がある。全体には悪くない話だけに、もっと面白く作って欲しいという感じかなあ。クレジットの後にトルコのエルドアン大統領からのメッセージがあるのが一番驚いたが。

http://ertugrul-movie.com/