電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「わたしはマララ」-He Named Me Malal-

デイビス・グッゲンハイム監督。かつて英国がアフガニスタンに侵攻したとき"奴隷として100年生きるよりも、獅子として一日を生きたい"と叫び前線で命を落とした少女マララィ、パキスタンで学校を経営する父ジアウディンはその名から長女をマララと名付けた。マララはタリバンに支配された暮らしをBBCブロクに投稿、ドキュメンタリー番組への出演により身元が知られ、2012年、当時15歳のマララと友人たちが乗ったスクールバスをタリバンが襲うが…。監督は「不都合な真実」(id:zom-1:20070131#p1)の人。2014年ノーベル平和賞の少女のドキュメンタリー。まだ映画にするのは早い気はするが、イスラム過激派による支配の構造や現地の人間との関係など、色々学べる事は多い。特にタリバンが浸透していく過程、それが暴力的でなく納得性があるところがリアルで怖い。原題からわかるように父親にも焦点が当てられている。この映画で思ったが、外出時の化粧はマナーという無意識圧力が日本でもあるみたいだが、ムスリム女性がヒジャブ(ベール)なしで人前に出ないっての同じようなもんか。

http://www.foxmovies-jp.com/malala/