電子竹林:Blog

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「あやしい彼女」

水田伸生監督、吉澤智子脚本。73歳の瀬山カツ(倍賞美津子)は女手一つで苦労して娘の幸恵(小林聡美)を育て、大学生でプロのバンドを目指すの孫の翼(北村匠海)と暮らす。ある時、不思議な写真館で20歳の姿になってしまったカツは節子(多部未華子)と名乗る事になり、偶然にのど自慢大会の歌が音楽プロデューサーの小林拓人(要潤)に注目されてしまうが…。韓国映画「怪しい彼女」(id:zom-1:20140721#p2)のリメイク、場所はもちろん東京に移しているけど結構細かい所まで同じ演出。その割には日本版の方がウェットな印象を受けるのは日本人だからかな。「真赤な太陽」、「見上げてごらん夜の星を」、「悲しくてやりきれない」等の楽曲の使い方が上手く、日本人には心に沁みるかも。多部未華子はもちろんいい演技、歌も結構いけるという事がわかる。金井克子志賀廣太郎の脇役はいい味だしてた。全体になかなかいいとは思うが、基本的にはオリジナル版の面白さだという所は残念。

http://www.ayakano.jp