電子竹林:Blog

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「リリーのすべて」-The Danish Girl-

トム・フーパー監督。1926年のデンマーク、風景画家のアイナー・ヴェイナー(エディ・レッドメイン)は人物画家の妻ゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)に女性モデルの代役を頼まれ、子供の頃にも感じた自分の内面の女性を感じる。さらに、パーティに女性リリーとして妻と共に出かけるなど女としての生活が増すに連れ、心と体の不一致を感じ体調にも異常が出てくる事になるが…。世界初の性別適合手術を受けた画家。性別違和感を描き出す繊細な表現が心にしみる。アールデコの時代、絵画という世界と画家の生き方という設定の使い方も上手い。エディ・レッドメインは文句なくいい演技。中盤からは暗くなりがちで空気が重く、スカッとする映画ではないけれど、まあそこはしょうがないか。

http://lili-movie.jp