電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「スポットライト 世紀のスクープ」-Spotlight-

トム・マッカーシー監督。2001年、ボストン・グローブ紙の連載コーナー"スポットライト"の担当チーム、デスクのウォルター(マイケル・キートン)、マイク(マーク・ラファロ)、サーシャ(レイチェル・マクアダムス)、ジョン(ベン・ブラッドリー・Jr)、マット(ブライアン・ダーシー・ジェームズ)は編集局長マーティ・バロン(リーヴ・シュレイバー)が着任した事をきっかけにゲーガン神父による性的虐待事件を深く掘り下げる事に決定するが…。文句なしのハードな社会派。「大統領の陰謀」を連想させるような内容。ここまでの報道姿勢、社会派映画を作れる社会はいいなと報道の自由度72位の国からは見える。地道な聞き取り、証拠の収集、事実を積み重ねていく派手さがないな所を丁寧に、熱く描いていく過程が素晴らしい。監督は俳優業の方が多いが、監督作品「扉をたたく人」(id:zom-1:20091005#p1)も素晴らしい出来だった。米国の映画人の層の厚さを感じる。撮影はマサノブ・タカヤナギ(高柳雅暢)。

http://spotlight-scoop.com/