永井聡監督、岡田惠和脚本、川村元気原作。平凡な30歳の郵便配達員(佐藤健)は突然、脳腫瘍で余命わずかと診断される。家に帰ると目の前に自分と同じ姿の悪魔が出現、大切なものと引き換えに1日命を伸ばす約束をする。そして、かつての恋人(宮崎あおい)に会おうとするが…。原作は短いのだろうか、話の展開がほとんどなくて、"命を一日伸ばすのに大事なものすべてが世界から消える"というアイデアから一歩も進んでない。全体にかなり間延びした印象。その割には、アルゼンチンやイグアスの滝のロケしたりしてるが、活きたシーンにはなっていない。それぞれは感動的な要素はあるもののちょっと押し付けがましい。映画のセリフなんかも趣味の押し付けな感じ。せっかくの濱田岳、奥田瑛二、原田美枝子も存在感薄いか。