電子竹林:Blog

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「淵に立つ」

深田晃司監督脚本。小さな金属加工工場を営む鈴岡利雄(古舘寛治)、家族は妻の章江(筒井真理子)、娘の蛍(篠川桃音)。ある時、刑務所を出たばかりの夫の知人・八坂草太郎(浅野忠信)が現れ,しばらく住み込みで働く事になる。そしてある事件を起こし八坂は姿を消すが…。第69回カンヌある視点の審査員賞。罪、罰、業が絡みあう、人生の残酷さを描き出す。確かにこれはフランス好みだと思うなあ。知名度浅野忠信が主役って事にはなっているが、これの主役は古舘寛治でしょう。抑えながら奥に不気味さを出す古舘寛治の演技は、浅野忠信と上手くコントラストを出していた。それぞれの立場で、それぞれに緊張感があるシーンが印象的。

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