電子竹林:Blog

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「海賊とよばれた男」

山崎貴監督脚本、百田尚樹原作。1920年代、国岡鐵造(岡田准一)が経営する門司の機械油代理店・国岡商店はポンポン船への販売で急成長、東雲(吉岡秀隆)、長谷部(染谷将太)等も入社してくる。満鉄への潤滑油販売などを経て敗戦を迎え、GHQの下で再び石油を扱おうとするが…。出光興産創業者の出光佐三の物語がベース、日本の近代史としては面白く観られる。が、百田尚樹が原作だと思うと素直に見られないというのが本当のところか。ちょっと「男一匹ガキ大将」を思い出した。ユキ(綾瀬はるか)と結婚など、美談でまとめているが結構ひどい扱いを受けているんじゃないか。現代から見るとかなりブラック企業体質である事はわかる。個人的には敗戦直後のラジオ修理のビジネスとかは面白かった。

http://kaizoku-movie.jp