電子竹林:Blog

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「LION ライオン 25年目のただいま」-Lion-

ガース・デイビス監督。1986年、インドのスラム街で暮らす5歳のサルー(サニー・パワール)は兄と仕事探しに出かけ、停車中の電車に眠り込み遠く離れたカルカッタに運ばれ迷子となる。やがてオーストリアのジョン(デビッド・ウェンハム)とスー(ニコール・キッドマン)夫婦の養子となり、弟の養子マントッシュとともに育つ。25年後、サルー(デブ・パテル)はGoogle Earthによる故郷探しを始め、恋人ルーシー(ルーニー・マーラ)とも関係も危うくなるが…。前半のインドの映像が素晴らしく、子役もうまく、サルーの孤独感が突き刺さってくる。それが後半に上手く繋がり、心理的にのめり込める。インド/オーストラリアでの親子の関係性、兄弟の関係性の対比もなかなかうまい。ルーニー・マーラはいつも通りに雰囲気出てる。そしてタイトルの秀逸性に感動した(ネタバレ禁止で)。

http://gaga.ne.jp/lion/