成島出監督、北川恵海原作。青山隆(工藤阿須加)はやっと取った内定で入った会社がブラック企業、部長・山上(吉田鋼太郎)のノルマは厳しく、エースで先輩の五十嵐(黒木華)も疲弊している。疲労困憊した隆は駅のホームで電車に跳ねられそうになるが、小学校の同級生と名乗るヤマモト(福士蒼汰)に助けられ、やがて明るさを取り戻して行くが…。原作は第21回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞受賞。全体にはややオーバーアクションで人物像もステレオタイプが目立つ。黒木華でさえもキレがない感じ。まあ物語としては悪くないし社会性もある。そこは予告編通りの印象であるが、それ以上ではなかったのが残念。それより喫茶店の赤い服の女はホラー以上に恐ろしい。その割には何の説明もないのは何故。
