黒沢清監督。デザイナーの加瀬鳴海(長澤まさみ)の元に、数日行方不明だった夫・真治(松田龍平)が性格が変わって戻ってくる。一方、女子高生・立花あきら(恒松祐里)の一家惨殺事件を取材していたジャーナリストの桜井(長谷川博己)は、宇宙人を名乗る天野(高杉真宙)と出会うが…。前川知大率いる劇団イキウメの舞台の映画化、元は未見。スタイル的にはいつもの黒沢清で、モヤっとした感じな不気味さは面白い。社会批判的なトコが強いのはオリジナルの影響かな。概念を収集する、っていうのがなかなか面白いし深いものがある。後半のマトメ方はまあまあだけど、もうちょっと何か欲しかったという期待感はある。
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