電子竹林:Blog

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「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」

滝田洋二郎監督、田中経一原作。絶対味覚「麒麟の舌」を持ちながら今は出張料理人の佐々木充(二宮和也)は、中国料理界の重鎮・楊晴明から失われたレシピを探す依頼をされる。それは、1930年代満洲国にやってきた山形直太朗(西島秀俊)が、陸軍大佐・三宅(竹野内豊)の依頼で作った満漢全席を超える大日本帝国食菜全席のレシピだった…。原作未読、料理の鉄人の演出家の初小説が原作というのが興味深いところ。滝田洋二郎の演出はまあまあ、物語は時代と人を超えて、 それが上手くつながり収まっているのはいい。肝心の料理はというと奇をてらい過ぎなのが残念な感じ。綾野剛宮崎あおいなど人気なとこを集めただけで、活きているかと言えばそうでもないかな。

http://www.last-recipe.jp/