電子竹林:Blog

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「天才作家の妻 40年目の真実」-The Wife-

ビョルン・ルンゲ監督。世界的作家であるジョゼフ・キャッスルマン(ジョナサン・プライス)、妻ジョーン(グレン・クローズ)の元にノーベル文学賞の受賞の知らせが届く。二人と長男デビッド(マックス・アイアンズ)は授賞式のためにストックホルムへ出かけるが、伝記作家ナサニエル・ボーン(クリスチャン・スレイター)が家族へ近づく…。物語的には単純ではあるが、安定の演出とグレン・クローズの深みがある演技は見応えがある。核となるのは女性の地位と才能、その描き方はなかなか重い印象。息子の存在も良かった。どっかにモデルとなる作家があるのかと思ったが、そうでもないのか。ありそうな話ではある。

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