デイミアン・チャゼル監督、ジョシュ・シンガー脚本、ジェームズ・R・ハンセン原作。テストパイロットのニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)と妻ジャネット(クレア・フォイ)は、脳腫瘍の闘病の末の娘カレンの死を悲しんでいたが、ニールはNASAの宇宙飛行士への参加を決意。やがてジェミニ計画、アポロ計画の初めての月着陸のミッションへ向かうが…。最初の3分でこれはかなりイイ映画と思うのは「ラ・ラ・ランド」と同じか。1966年のジェミニ8号のランデブー、アポロ1号、1969年アロポ11号の月着陸と見所の作り方はうまい。起こる事件は歴史的に大体わかっているが、それでも手に汗握る。ロケットの発射シーンをここまで内部からの映像にこだわっているのには関心する。娘カレン絡みの、抑えたエモーショナルな部分もかなりの上手く出しているのがいい。ライアン・ゴズリング、クレア・フォイに比べて他の役者が目立たないのはちょっと残念か。
