電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「ビール・ストリートの恋人たち」-If Beale Street Could Talk-

バリー・ジェンキンス監督、ジェームズ・ボールドウィン原作「ビール・ストリートに口あらば」。 1970年代NYハーレム、ティッシュ(キキ・レイン)の婚約者で彫刻家ファニー(ステファン・ジェームス)が身に覚えのない罪で逮捕される。ティッシュの両親シャロン(レジーナ・キング)とジョーゼフ(コールマン・ドミンゴ)、妹アーネスティン・リヴァーズ(テヨナ・パリス)たちはファニーの無実を証明しようとするが…。原作は「私はあなたのニグロではない」 のジェームズ・ボールドウィン。予告編の印象よりはずっとシリアス。想像以上に厳しい黒人の世界の話だった。重い問題で心に刺さってくる。映像は「ムーンライト」 の時以上に光と影と色の使い方が巧みなで、特に逮捕前の美しさとその後を対比させる作り方が素晴らしい。

http://longride.jp/bealestreet/