ピーター・ヘッジズ監督。クリスマスイブの朝、薬物依存症の治療施設で暮らす19歳のベン(ルーカス・ヘッジズ)が母ホリー(ジュリア・ロバーツ)、妹アイビー(キャスリン・ニュートン)の元に現れる。継父ニール(コートニー・B・バンス)、アイビーは問題を起こすのではと心配になるが、1日だけ家で過ごすのを認めることになる…。最近のでは「ビューティフル・ボーイ」 みたいなリアルな麻薬中毒モノ。リアルすぎて観ているのが辛いトコも似ている。その子を思うジュリア・ロバーツがいい、彼女の視点で描いているのが成功している。狂気じみているほどの心配した感じが心に響いてくる。息子役のルーカス・ヘッジズも「マンチェスター・バイ・ザ・シー」で見せたような繊細さ。全体には地味で重いけど嫌いじゃない。