電子竹林:Blog

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「アルキメデスの大戦」

山崎貴監督脚本VFX三田紀房原作。欧米と日本の対立が激しくなった1933年、昭和8年山本五十六海軍少将(舘ひろし)は藤岡造船少将の航空母艦案を押すが、嶋田海軍少将(橋爪功)が押す平山造船中将(田中泯)の巨大戦艦案と対立。山本五十六は偶然に知り合った、尾崎財閥の令嬢・鏡子(浜辺美波)の元家庭教師で帝大数学科を退学させられた櫂直(菅田将暉)を少将に抜擢し、田中少尉(柄本佑)と共に藤岡案の見積もりの嘘を暴こうとするが…。原作コミックは未読。軍事モノというよりは産業モノ、科学モノな色合いが強い。理系としては結構好きな話。組織の壁を知恵で破っていく感じが好きだけど、まあ最後の方のネタは想像できた。あの方法で三桁の精度で出すのは、天才でも無理な気もするが。そして、戦艦大和東京五輪のメタファーなのかと想像していたが、やはり国立競技場改修が物語のヒントになっているとか.。そう思うと、平山造船中将役の最後の言葉はさらに意味深になってくる。あそこの田中泯はいいなあ。1945年4月7日の大和のシーンから始めるのも、上手い展開だった。

http://archimedes-movie.jp/