電子竹林:Blog

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「アイネクライネナハトムジーク」

今泉力哉監督、伊坂幸太郎原作。マーケティング会社に勤める佐藤(三浦春馬)は、妻が出て行って意気消沈な藤間(原田泰造)のおかげで仙台駅前街頭アンケートに立つ事になるが、ちょうどヘビー級ボクシングのウィンストン小野(成田瑛基)の試合放送中。そこで本間紗季(多部未華子)と出会う。また、美容師の美奈子(貫地谷しほり)は客の板橋香澄(MEGUMI)から紹介された弟と電話だけの付き合いを続けていたが…。原作は未読だったが映画後にすぐに読む。大人数の交錯の仕方はいかにも伊坂、それが上手く映像になっているのは心地よい感じ。原作は色々な経緯がある短編の集まりでちょっととっちらかった感はあるが、映画の方がうまくまとめている印象。人とエピソードを適度に入れ替えている。斉藤さん(こだまたいち)のキャラは絶対に原作の方が面白いし、10年後の試合のエピソードも原作の方が好きだな。宣伝では三浦春馬多部未華子が主演な印象受けるけど、出番は結構少ないし印象も薄い。脇役の織田一真(矢本悠馬)の方がずっと目立っているかも。

http://gaga.ne.jp/EinekleineNachtmusik/