電子竹林:Blog

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「葬式の名人」

樋口尚文監督、大野裕之脚本、川端康成原案。渡辺雪子(前田敦子)は息子と暮らすシングルマザー。ある時、母校の茨木高校の同級生・豊川(高良健吾)から、豊川とバッテリーを組んでいた吉田創(白洲迅)の訃報が届く。集まった同級生の豊川、雪子、緒方(尾上寛之)、みさ(中西美帆)たちは、吉田の遺体を母校へ運ぼうとするが…。川端康成の数編「片腕」、「師の棺を肩に」、「少年」、「バッタと鈴虫」、「葬式の名人」などが原案…というか単なるモチーフか。どこもかしこも中途半端、面白くなりそうな設定ではあるんだが、無理にモチーフを集めているためか物語的には無理感がある。これならオムニバスにした方が良かった。特に「片腕」は映像化しがいがあるのに勿体無い。「ユメ十夜」ぐらいには面白くなったかもしれないのに。大阪府茨木市の市制70周年記念事業。前田敦子のは最近面白いのが続いていたが、これはダメだったなあ。

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