電子竹林:Blog

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「ジョーカー」-Joker-

トッド・フィリップス監督。ゴッサムシティのアーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)は、道化師として働きながら母を介護する生活。アーサーはコメディアンを目指し、マレー・フランクリン(ロバート・デ・ニーロ)のTVショーに出るのが夢。ある時、一丁の拳銃を預かるが…。これ以外に主演男優賞を誰にあげるんだという壮絶さと迫力。ヤツの背中、特に肩甲骨が出るだけで恐怖を感じる、怖すぎる。「ダークナイト」ヒース・レジャージャック・ニコルソンのジョーカー像を壊したが、それどころではない破壊力。誰にも起こるであろう不幸が積み重なって狂気の淵に落ち込んでいく物語は、現代ではリアル感がある。そして、悪らしい悪がいないのも怖い。この数年流行な言葉、Incel(インセル)、インセル犯罪という軸でこの物語を読むと、未来がとことん心配になってくる。この監督が「ハングオーバー」のシリーズ、「デュー・デートの人だってのは信じられない。

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