上田慎一郎監督脚本編集。緊張すると失神する大野和人(大澤数人)は役者として芽が出ないでいたが、偶然に再会した弟の宏紀(河野宏紀)から俳優事務所スペシャル・アクターズを紹介される。そこは演技により問題解決するボス(富士たくや)、その娘・鮎(北浦愛)たちによるなんでも屋。そして、カルト集団ムスビルから旅館を守って欲しいという依頼を津川祐未(小川未祐)から受けるが…。「カメラを止めるな！」 がヒットしたからと言って、別にドンデン返しを期待はしてないのだけどなあ。今度はコンゲーム的な展開。人を騙す上での脚本と演技の重要性を説いている割には、いろいろと雑なトコは気になる。それゆえに物語に納得性があるわけでもない。でも、テンポよく展開して細かいところを考えさせないスピード感ある流れは悪くない。予算のせいか、撮影とかライティングとかかやはりチープだよなあ。
