菅原伸太郎監督、此元和津也脚本。小野田創楽(佐藤勝利)が通う光津高校は、体育教師の手代木(星田英利、元ほっしゃん)たちにより髪型、服装、行動を管理され、厳しい校則に縛られていた。その中で町田希央(モトーラ世理奈)は生来の髪の色のせいで落第寸前。小野田は親友の月岡中弥(高橋海人)とともに町田希央を助けようとするが…。ブラック校則というネタは社会性もあるし、鬱屈したパワーと爆発という展開もちょっと青臭いが悪くない。オリジナル脚本であるし評価したい。生徒会長を始め、それぞれキャラの伏線回収はちょっとあざとい感じはするがまあ許せる。でも細かい演出が全然ダメで全体にギクシャク感がある。ジャニーズ前面に出そうと無理しているのがマイナスなのかなあ。監督の初長編「いちごの唄に似た印象を受ける。最後の薬師丸ひろ子はアレどーなの?余計な気もするが…。
