電子竹林:Blog

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「影踏み」

篠原哲雄監督、横山秀夫原作。深夜に入る泥棒ノビ師の真壁修一(山崎まさよし)は、県議会議員の自宅に忍び込み、葉子(中村ゆり)による放火未遂に遭遇、逮捕される。二年後に出所した修一は幼馴染の刑事・聡介(竹原ピストル)や競売師の大室誠(中尾明慶)から事件を探り、そして元恋人で保育士の久子(尾野真千子)と会うが…。原作未読で観たが、原作読んでみる。映画では中盤まで引っ張った感じの秘密は原作では最初の方でバラしている。もっと叙述トリックみたいな原作かと思った。結果的には人間メインで事件サブなのは正しいと思ったけど、どーもどこに視点を持っていればいいか分からず曖昧な印象を受けた。原作は真壁を主人公とする短編集だけど、そこから物語がうまくまとめられず中途半端になっているのかもしれない。啓二(北村匠海)は存在はいいけど、出番多い割にはちょっと背景とか薄かった気もする。同監督で山崎まさよし初主演の「月とキャベツ」のヒロイン真田麻垂美が図書館の隣にいた人らしいが、まるで気づかなかった。

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