電子竹林:Blog

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「キャッツ」-Cats-

トム・フーパー監督。捨てられた白猫ヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード)はロンドンの片隅で自由に生きるジェリクルキャッツたちと出会う。世話好きなマンカストラップ(ロビー・フェアチャイルド)、孤独なグリザベラ(ジェニファー・ハドソン)、グルメ猫バストファージョーンズ(ジェームズ・コーデン)、手品猫ミストフェリーズ(ローリー・デビッドソン)、汽車猫スキンブルシャンクス(スティーブン・マックレー)、かつての名優ガス(イアン・マッケラン)たち。そして年に一度、長老猫オールドデュトロノミー(ジュディ・デンチ)により新しい命を受ける猫を決める舞踏会が開かれるが、怪しい力を持つマキャヴィティ(イドリス・エルバ)がそれを狙っていた…。トム・フーパー監督は初長編「レ・ミゼラブル」以来のミュージカル映画化。ミュージカル版はロンドンで見てる、歌やセットの作りなど演劇的には結構好き。特に、Memoryのスポットライトの使いかたには心底シビれた。映画版は前評判超悪いけど、まあまあ満足かな。それほど悪評な理由になる理由がわからない。人間の裸に見えてるうちはかなりポルノっぽいが、猫に見えればキャッツの世界でしょ。CGを使った映像は部分的にはイマイチなとこあるけど。レベル・ウィルソンはもともとがエログロなキャラだからか、そのままだなあ。ちょっとやり過ぎな感じはあった。ヴィクトリアを軸にした整理の仕方は観客に親切。ジェニファー・ハドソンのグリザベラは出番少ないけど圧倒的に歌がいい、Memoryはさすがにシビレるほどイイ、感動的である。もうちょっとMemoryの余韻の作り方は工夫欲しかったが。

https://cats-movie.jp/