電子竹林:Blog

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「犬鳴村」

清水崇監督。臨床心理士の森田奏(三吉彩花)の弟・悠真(坂東龍汰)とその恋人・摩耶(宮野陽名)は、心霊スポットの「犬鳴トンネル」へ出かけ奇妙な体験をする。摩耶は異常な行動を続け事故を起こし、悠真は仲間と再び「犬鳴トンネル」へ出かけるが、幼い弟の健太(梅津陽)も巻き込まれてしまう…。福岡県の心霊スポットをモチーフにしたもので、実際の「犬鳴トンネル」がエンドクレジットの時に出てくる。全体には監督の「輪廻」みたいな印象で、面白くなりそうな部分もあるのだがツメが甘い感じ。物語は深いようでやたらに穴が多い、怖がらせ方はパターンはJホラーのいつものと一緒。過去の話になると、多少のヒューマニズム感はあるけど感動するほどには繋がりが悪くて、いま一歩のとこ。「こどもつかい」もそんな感じだったか。奥菜恵の登場はクレジット見るまで分からなかったけど、奥菜恵の必要性なかったな。高嶋政伸高島礼子も存在意義が中途半端だった。全体に男がみんな九州っぽく男尊女卑な感じがするのは気のせいか。

http://www.inunaki-movie.jp/