電子竹林:Blog

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「チャーリーズ・エンジェル」-Charlie's Angels-

エリザベス・バンクス監督。新エネルギー”カリスト”の開発者エレーナ(ナオミ・スコット)は、その危険性をCEOに知らせようとするが上司に阻まれる。一方、チャーリー・タウンゼント社では組織を世界に広げた立役者ジョン(パトリック・スチュワート)が引退。またサビーナ(クリステン・スチュワート)、ジェーン(エラ・バリンスカ)はエレーナの密告情報に接近するが敵の攻撃に遭い逃走、ボスレーの一人レベッカ(エリザベス・バンクス)に助けられるが…。キャメロン・ディアスドリュー・バリモアルーシー・リューたちの2000年「チャーリーズ・エンジェル」、2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」はマックGのおかげでいい印象ないけど、今回のはそれに比べると随分まとも。TVドラマ版よりも現代的女性像で仕上げているのはいい。出て来る男はバカばっかりって感じ。女性監督エリザベス・バンクスを使ったのは新鮮だし成功している。彼女自身がメインキャラで出てくるのも驚き。エンタメなアクションものとしてまあ楽しめる。敵役もいい。でもマクガフィンとなる”カリスト”の設定があまりに適当、テクノロジー的にもうちょっと考えてよって思う。カリストを使ったエレーナの葛藤は、脚本的にはジョン・トゥルービーの教科書にも出てきそうな道徳的な葛藤なはずなんだが、これもなんとも雑に扱われているのは残念。

https://www.charlies-angels.jp/